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ばるばろっさ! 〜すすめ? 赤軍少女旅団〜 レビュー

ばるばろっさ! 〜すすめ? 赤軍少女旅団〜

 

ばるばろっさ! 〜すすめ? 赤軍少女旅団〜について(作品概要)

ばるばろっさ! 〜すすめ? 赤軍少女旅団〜は
第二次世界大戦頃のドイツ軍をイメージした時代背景の世界で、
女将校・エデルガルトとして、敵国と戦っていくシミュレーションRPGです。

 

コマを動かすタイプの本格派SRPGで、
指揮関係のキャラや司令部から出撃させることのできる一般兵を操り、
各ステージに設定されている勝利条件を満たすと次のステージへと
続いていくような内容になっています。

 

ミリタリー系作品に強いサークルさんということもあり、
キャラなどはオリジナルのようですが、アイテムや各ステージの背景が
実際の戦争をモチーフにしているようです。

 

なお、本作品は同サークルさんの過去作
『へべれけ! 〜すすめ 赤軍少女旅団!〜』の関連作品です。

 

未プレイでも問題ありませんが、過去作のキャラが多数出てくるので、
過去作品もプレイしておくとより楽しめるかと思います。

 

参照: へべれけ! 〜すすめ 赤軍少女旅団!〜 レビュー

 

また、今回のレビューでは、気軽に楽しみたい方・SRPGに慣れていない人向けの
難易度である『アサルト』でプレイしております。
5段階あるうちの真ん中の難易度になりますので、ゲーム性などは
選択した難易度によって変化するかもしれませんので、ご了承下さい。

 

ばるばろっさ! 〜すすめ? 赤軍少女旅団〜のゲームシステム

ばるばろっさ! 〜すすめ? 赤軍少女旅団〜は本格的な
ターン切り替えタイプのシミュレーションRPGになります。

 

キャラクターを将棋のコマのように動かし、
各キャラに設定された攻撃範囲・射程内に入れば
敵を攻撃することができ、ステージごとに設定された
処理条件を満たすことで、ステージクリア。

 

クリアすると次のステージに入り、
それを繰り返すことでシナリオが展開していきます。

 

3種類の兵士

ばるばろっさでは、一般兵、名前キャラ、捕虜、との3種類のキャラクターが
登場します。

 

一般兵は、司令塔という地形マップから、
SPというステータスを使うことで、量産することができます。

 

SPはステージごとに決められた数が毎ターン追加。(増加しないステージもあり)
司令塔は1ターンに1ユニット出撃させることができ、同じ種類の一般兵を
複数出撃させることができます。

 

ただし、出撃させれば出撃させるほど、量産時のSP消費量が増えます。
(例えば、ライフル兵1体目作成にはSP1、ライフル兵2体目にはSP2消費など)

 

戦況とSP残量を管理しながら、
一般兵を出撃させることが基本的な戦略になります。

 

名前キャラは主人公エデルガルトほか、数名が存在します。
一般兵よりも強い能力値を持つことが多く、各ステージ初期出撃することが
多いです。

 

ただし、ステージによっては出撃できないキャラクターがいる場合があります。
また、司令塔で量産できる一般兵と異なり、復活はできないので
やられてしまうと大きく戦況が変化する恐れがあります。

 

最後の捕虜は、イベントで捕虜になったキャラクターを
繰り返し調教すると、使えるようになるキャラクターです。

 

捕虜は装備という形で存在し、名前キャラに装備させることで
名前キャラの代わりに出撃させることができるようになります。
(一部特殊ステージを除く)

 

対戦車兵が多いステージで、戦車兵代わりに歩兵武器が強い
捕虜を使うみたいな使いかたができます。

 

ステルスによる非視覚化・命中率によるダメージ軽減

ばるばろっさでは、マップ上にいる敵がすべて見えるわけではありません。

 

各キャラにはステルスというステータスが設定されており、
行動によってステルス値は変化します。

 

ステルスが高い状態だと、敵に発見されなかったり、
回避率が大幅に上昇します。
本作品では、攻撃力と命中率によって最終ダメージが決まります。

 

防御・奇襲に役立つステータスなので、自軍が攻めるときは
敵にわざと攻撃させたり、マップ広範囲に攻撃できる支援兵を使う、
ステルスを下げるスキルを使うなどで敵のステルスを下げていく。

 

逆に防戦に回るときは、敵の動きを予想して、ステルスを高めて
ダメージを減らしたりしていくことが重要になっていきます。

 

多彩な兵種武器

ばるばろっさ!では、装着する武器によって、攻撃範囲が変化したり、
移動後に攻撃できる・できないが変化していきます。

 

装備できる武器は、名前キャラや一般兵の種類によって異なります。
一般兵で見ると、以下の様な傾向があります。

 

■ 突撃兵
対人攻撃が強く、移動後も攻撃できるような装備を装着可能。
移動せずに隣接攻撃すると大ダメージも狙える。

 

■ ライフル兵
対人攻撃が強い、射程のある武器を装備可能。
移動せずに隣接攻撃すると大ダメージも狙える。

 

■ 斥候
装備によって、突撃兵・ライフル兵のように移動攻撃に特化するか、
射程のある攻撃に特化するか選ぶことができる。
また、索敵能力に優れているため、隠れている敵発見に役立つが、
HPが低いので、見つかるとやられやすい。

 

■ 戦車
移動後、射程の長い攻撃ができる。装備によって異なるが、
正面方の攻撃などに強い。
対戦車兵の攻撃や地形によって移動力が大きく変化する。

 

■ 支援兵
高射程で、マップ上の複数マスに攻撃できる。マップ上に
敵が表示されていないエリアにも攻撃が可能。
ステルスが高くて見えない敵のステルス下げに役立つ反面、
一度攻撃始めると、攻撃しないターンを挟まないと移動できない
などの移動制限がつく装備もある。

 

■ 対戦車兵
中射程の攻撃ができる。対人攻撃は苦手だが、
対戦車への威力が高く、かつ戦車へ攻撃すると一定ターン
攻撃した戦車の移動を制限することができる。
支援兵同様、攻撃すると非攻撃ターンを挟まないと、
移動できないことがある。

 

■ 司令塔
勝利条件などに影響するユニットで、
ステルスはなく、常に丸見え。移動もできない。
SPを使ってユニットを量産する他、航空攻撃が可能なターンには
高射程・複数範囲に大きなダメージを与えられる。
また、捕虜の調教が進むと味方支援の技なども追加される。

 

ステージクリアでもらうことのできるお金をつかうことで、
新しい武器も作成することが出来ます。

 

自分の好きな兵種とシナリオ展開に合わせて武器やキャラを
強化していくことが重要になっていきます。

ばるばろっさ! 〜すすめ? 赤軍少女旅団〜の長所

ばるばろっさ! 〜すすめ? 赤軍少女旅団〜の良かったところや独創的だと感じた点について紹介していきます。

 

プレイもしやすくなった本格的な戦略SRPG

ばるばろっさ!はRPGツクールXPで制作されている作品になりますが、
かなりレベルの高いシミュレーションRPGに仕上がっている作品です。

 

基本的にはターン形式で進行するSRPGなのですが、
敵を発見できるまでマップ上に敵が登場しない、向きによってダメージが変化する、
戦車や支援兵・ライフル兵など多彩な兵士がいるなどなど。

 

勝利条件も規定キャラしか出撃できない、
規定ターン以内に敵施設を制圧、規定ターン生き残るなど。

 

種類も豊富で、商業レベルに負けない、
非常に完成度の高いSRPGに仕上がっています。

 

また、『へべれけ! 〜すすめ 赤軍少女旅団!〜』よりも
細い点で改善が行われており、全体を通してプレイしやすく内容でした。

 

ミリタリー系知識が楽しめるゲーム解説と付属資料

本作品では、作中に登場する様々な兵器に関する解説を
ゲーム内で聞くことができます。

 

ゲームに登場するキャラクターたちが会話形式で解説してくれるため、
一般的な資料よりかはわかりやすく描かれています。

 

また、ゲーム内の情報を補足するように
参考写真なども添付されています。

 

キャラクターの雰囲気を楽しみながら、ミリタリー系のコンテンツを
楽しむことができるため、本作品が舞台になっている時代やミリタリー系の
知識が好きな人ならば、ゲーム内の解説でも楽しめる作品になっています。

 

調教と仲間化と交流

ばるばろっさ!では、へべれけ!に登場した一部キャラクター達が
敵として登場し、イベントを通して捕虜となります。

 

捕虜となったキャラクター達には、各シナリオで調教を行うことができます。
調教を行うと、エッチシーンを見ることができます。

 

エッチシーンを見ることができることに加え、エッチシーンを一定回数見た
捕虜は味方軍として一緒に戦うことが可能になります。
(一部キャラは仲間にならない代わりに、支援系機能の追加)

 

ただし、捕虜は味方軍の名前キャラと入れ替わるような形で出撃します。
そのため、最初から味方にいるキャラを入れるか、仲間になった捕虜を入れるか。

 

ステージごとに判断したり、キャラの好きな特長などを意識して判断する
必要性があります。

 

また、仲間になった捕虜たちは、ステージ合間の味方陣営のマップ内で、
会話をすることができます。会話は毎ステージ異なるため、早く調教を進めれば
それだけ多くの会話が聞けますし、周回して順番を変えて捕虜を仲間にすれば、
違うキャラによる会話を聞くことができます。

 

周回プレイや戦略、キャラとの交流に影響する感じで
システムが確立されており、面白かったです。

 

ばるばろっさ! 〜すすめ? 赤軍少女旅団〜の短所

ばるばろっさ! 〜すすめ? 赤軍少女旅団〜のマイナス点や
もう少し改善が欲しかったことは次の通りです。

 

エッチシーンの傾向とボリューム

ゲーム性の面が光る反面、エッチシーンの傾向とボリュームについては
少し注意が必要な作品です。

 

本作品のエッチシーンは、イベントの結果捕虜になった敵軍の
女性や男性を主人公と一部の仲間が調教するような内容になっています。

 

そのため、一部調教特有の濃さが反映されているシーンもあります。
(弾丸を使う・貞操帯で焦らしまくるなど)

 

一方で、敵軍も抜けている感じのキャラが多いので、
ガチな調教というようなシチュエーションとも少し違っています。

 

ですので、相手を捕虜にして調教するような作品が好きな人だと
イメージが違う可能性がありますし、コミカルな雰囲気のエッチが好きな人の場合は、
一部シーンが痛々しく感じてしまう可能性もあるかと思います。
(百合系シチュも多いです)

 

ばるばろっさ! 〜すすめ? 赤軍少女旅団〜
▲サンプル画像▲

 

また、本作品エッチシーンは19シーン。
一つ一つのシーンはボリューム普通よりも気持ち短いぐらいなので、
価格からエッチ面を考えると、コスパ不足に感じる可能性があります。

 

ゲーム性の高い作品になりますので、
エッチシーンのみを目的に購入するというよりかは、
ゲームを楽しむこと前提で検討するべき作品ではないかと思います。

 

ミリタリーとコメディの融合

ばるばろっさはミリタリー系作品であると同時に、
ミリタリー系作品の堅苦しさを和らげているようなコメディタッチの
シナリオ展開になっていることが特徴的です。

 

この点は本作品の大きな特長でもある反面、
人にとっては向き・不向きが発生してしまう可能性があります。

 

本格的な戦いが始まる前後に、
突如テンションの高いような会話回しや、
飲み会の一節みたいな雰囲気の会話が出てきます。

 

また、舞台として出てくる国に関する
ブラックユーモアみたいなものも稀に出てくるため、
該当国に対してすごく母国愛が強い場合なども、
少し違和感を感じてしまうかもしれません。

 

本格的なミリタリー系のSRPGの作品ではありますが、
会話などにも忠実性や当時の緊張感を持つような作品が好きな方、
スポットとなっている国に関するブラックユーモアなどが苦手な人は
特長がマイナス点に感じてしまう可能性も多いです。

 

同人らしい感じで自分としては特長と感じられますが、
ゲーム性の高い作品でもありますので、ギャグとか無い、
本格的な商業に近い雰囲気の本作も見てみたいような
気も個人的にはしました。

 

ラストステージの味方軍の展開

個人的にラストステージは集大成という気持ちが強いんですが、
ラストステージが一部キャラクターのみの出撃枠だったのが非常に残念でした。

 

出撃できないキャラクター達は、確かにモブキャラ的な扱いのキャラ達ですが、
本作品はモブキャラも含め、個性が強く、プレイヤーによって愛着が出てくる
キャラクターもいると思っています。

 

そのため、ラストステージで出撃できないキャラクターがいるステージなのは、
ちょっと残念な気がしました。

 

出撃条件を難しくする、量産できるモブキャラでも出撃が1体までなど、
制限や縛りをつけてあったとしてもいいので、最後のステージは全員の総力戦で
挑めるようなステージだと、ゲーム性の高い作品としては
良かったんじゃないかなと思いました。

 

ばるばろっさ! 〜すすめ? 赤軍少女旅団〜をおすすめする人

  • 本格的なゲーム作品が好きな方
  • 軽いノリの会話シーンが楽しめるコメディ作品が好きな方
  • ミリタリー系の知識が好きな方

 

ばるばろっさ! 〜すすめ? 赤軍少女旅団〜をおすすめ出来ない人

  • 百合や調教といったシチュエーションが苦手な方
  • エッチシーンのみ目的の方
  • ブラックユーモアに理解がない人

 

まとめ

 

85点
完成度の高さゆえ、特長の捉え方で評価も変わる高レベルなSRPG
エロ面やステージにボリュームがもう少しあるとコスパも良かった


ゲーム性 コンセプト
シナリオ コンセプト
エロさ コンセプト
独自性 コンセプト
コストパフォーマンス コンセプト

 

ゲーム性の高さは健在で、普通にSRPGとしても面白い作品。
一方で、少し作風がふっとんだ感じにも見えるコメディタッチなので、
ミリタリーらしさの敷居は低いけど、逆にその点に違和感を感じる可能性も
高いかもしれません。

 

また、ゲームとしては非常に楽しめる一方で、
定価2400円で考えると、もう少しエロ・ステージボリュームがあると
コストパフォーマンス的には良かったかなという感じはしました。

 

とはいえ、全体としては完成が高いゲームで、
特長に問題がなければ、非常に楽しめる高品質のSRPG。

 

ゲーム性の高さが大きく値段にも加味されていると判断して
購入すると良い作品だと思います。

 

サンプルCG

ばるばろっさ! 〜すすめ? 赤軍少女旅団〜 サンプル1

 

ばるばろっさ! 〜すすめ? 赤軍少女旅団〜 サンプル2

 

ばるばろっさ! 〜すすめ? 赤軍少女旅団〜 サンプル3

 

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作品情報

制作サークル・メーカーさん:
日本戦争ゲーム開発さん

 

プレイ時間目安:
・中編(アサルトモード-被ダメージ・与えるダメージにちょっとボーナス-で、8.5時間ほど)

 

価格(レビュー記載時):
・先行割引価格1836円
(レビューのコスパは、定価予定の2400円+税で判断しています)

 

難易度:
ふつう!

 

ボイスの有無:
女性キャラ一部ボイスあり

 

やり込みシステム:
・周回プレイ
・ボーナスステージ
・高難易度モード

 

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