監獄塔のジーナ レビュー
監獄塔のジーナの概要
監獄塔のジーナはある日、目を覚ますと謎の集団に捕まってしまっていた主人公が、逃げ出すために囚われている塔から脱出を目指していくエロRPG作品になります。
主人公であるジーナは、非戦闘員のため、非力です。敵に見つかると戦闘になることもありますが、アイテムを使わなければ勝てません。そのため、基本的には敵を避けながら脱出に必要な情報・道具を集めていく傾向が強いです。アクションRPG・脱出要素の強い作品になっています。
監獄塔のジーナのゲームシステム
監獄塔のジーナは、非力な主人公が兵の目を盗みながら脱出を目指していきます。基本的に非力なので、戦闘以外の方法を活用して逃亡を試みていきます。
周辺を警戒している兵士達
主人公であるジーナが囚われている場所では、多数の兵士が周囲を警戒しています。塔は複数の階層で成り立っており、特定の階層以外で見つかると戦闘になります。
周辺を警戒している兵士たちの視界に入ってしまうと、問答無用で見つかってしまいます。特定のエリア以外では戦闘、特定のエリアでは特定ポイントへと移動させられてしまいます。
兵士の視線は前方方向中心ですので、真後ろや真横は視界に入りません。そのため、うまくキャラクターを動かして戦いを避けながら進んでいくことが重要になってきます。
刺針と目押しによる暗殺制度
監獄島のジーナでは、『暗殺』と呼ばれるシステムがあります。
ジーナが囚われてしまった監獄の塔には、様々なアイテムがあり、「刺針」というアイテムを手に入れることができる場合もあります。「刺針」を所持している時に行うことができるのが『暗殺』です。
刺針を所持した状態で、見張り兵に見つからないように近づき、うまく話しかけることができると画面上に自動で動くメーターが表示されます。左側から右側に大きくなるような動きを行うゲージで、ゲージが全体の8割以上の大きさを示すタイミングで止めることができると、暗殺が発動します。
暗殺に成功すると戦闘を行うこと無く倒すことができ、かつ以降はマップを切り替えても倒した敵は出なくなります。「刺針」の数には限りがあるので、使うタイミングを選んでいく必要があります。
アイテムを活用したバトル
基本的にバトルを避けていくことが本作品では重要になってきますが、あえなくバトルになってきた時にはアイテムを活用していく必要があります。
監獄の塔には「刺針」とは別に、投げナイフ・丸石などのアイテムが手に入ることがあります。これらのアイテムは戦闘中に大きなダメージを狙うことができるため、うまく活用することで戦闘に勝利できる可能性が出てきます。
これらのアイテムにも手に入る数の限りがあるので、「刺針」とともにどのタイミングで使っていく必要があるのか、見切っていくことが重要になっていきます。
監獄塔のジーナの長所
監獄塔のジーナの良かったところや独創的だと感じた点について紹介していきます。
カットイン演出付きの暗殺システム
脱出ゲームで歩行するキャラを倒すことができる暗殺システムは稀に見かけるシステムですが、本作品はタイミングを上手く取る必要性があったり、成功時にはカットインが表示されたりと、同人作品としては比較的レベルの高いシステムにまとまっている印象がありました。
特にゲージをうまく合わせなければいけないというポイントは、「失敗する可能性」がいい具合に再現しており、マンネリ化などを防いでいる印象もありました。
シンプルながら細かく計算され、この手のタイプのシステムとしては、シンプルな完成度を再現しているシステムだと感じました。
脱出失敗するような選択で陵辱エッチの数々
本作品では主要なアイテムなどを手に入れる時、特定のポイントを通過する場合などに選択肢が出ることがあります。ここで上手く選択肢を選んであげないと、主人公のジーナが犯されてしまうようなシーンを見ることができます。
例えば、穴の奥にある物を取ろうと思った場合などに、失敗する行動を取ってしまうと、穴に挟まれてしまったところを見回りの兵士に犯されてしまう姿などを楽しむことができます。
脱出の過程で陵辱されちゃうような要素を楽しむことができます。
監獄塔のジーナの短所
監獄塔のジーナのマイナス点やもう少し改善が欲しかったことは次の通りです。
ヒントの少ない脱出ゲーム
本作品は脱出までの過程に関するヒントが非常に少ないです。そのため、ヒントを元に進んでいくというよりかは、施設内を色々と周り、自分で必要な物を揃え、自分で目的地を探しいかなければいけません。
うまく道を見つけられないと、ずっと塔内をぐるぐるまわる必要が出てきてしまう可能性があります。ダンジョン施設の構造把握が苦手な人とかだと、難しく感じる可能性があると思います。自由度の高い探索ゲームが苦手な人は注意が必要な作品でしょう。
回想シーン登録により真面目脱出がしにくい点
本作品は見たことのあるエッチシーンだけが回想へ登録されていくタイプのエロRPGになります。クリアしても回想の全開放などはありません。
その結果、真面目にクリアしてしまうとほとんどエッチシーンを見ることができず、かつ一度正しい選択肢で通過してしまったイベントは見ることもできないので、回想漏れが発生してしまうと再度プレイをしなければ回想を全て埋められないという形式になっているようです。
その結果、どうしても犯されていくことを前提とした傾向が強くなってしまい、真面目に脱出ゲームをやるというのが難しい傾向にある印象がありました。
個人的には、トゥルーエンディングなどを見るとエッチシーン開放の機能が使えるとか、二周目機能とか、一度逃したエッチイベントも再度見るチャンスのあるイベントがどこかにあるとか。
見落としやエッチシーンコンプリートに繋がる仕組みがあるとより良かったと思います。
監獄塔のジーナをおすすめする人
- 自由度の高い脱出ゲームが好きな方
- 犯され系エッチが好きな方
- 敵の動きを見ながらプレイする作品が好きな方
監獄塔のジーナをおすすめ出来ない人
- ダンジョン内の構成をつかむのが苦手な方
- 敵の様子を見て待つ動きとかが面倒に感じる方
- 純愛など陵辱系エッチ以外のシチュエーションが好きな方
まとめ
70点
お値段・システム的にも手頃で楽しめる脱出エロRPG
シンプルな脱出エロとしてまとまっていた作品
ゲーム性 | |
---|---|
シナリオ | |
エロさ | |
独自性 | |
コストパフォーマンス |
自由度の高い脱出ゲームとして、複雑すぎるシステムでもなく、陵辱シーンの数や質も値段相応といった感じで、バランスの取れている印象を受けるエロRPGでした。ヒントが少ないため、自由度の高い作品が苦手だと窮屈に感じるかもしれませんが、色々と探索する作品が好きであれば、ある程度楽しむこともできる感じにまとまっています。
反面、オリジナリティや独自性の高いエッチなどは少ないため、作品固有の楽しみを必要としているかどうかで大きく評価も変わると思います。
シンプルさとポイントをしっかりと抑えている感じなので、、ミスると犯されるような、アクションゲームスタイルの脱出ゲームをやりたいと思った時には最適な印象です。いい意味でも悪い意味でも期待を裏切らない、価格相応の完成度の作品だった感じのエロRPGでした。
サンプルCG
作品情報
制作サークル・メーカーさん:
SPHERE GARDENさん
プレイ時間目安:
・短編(1.5時間ぐらい)
価格(レビュー記載時):
・972円
難易度:
ふつう!
ボイスの有無:
ボイスなし
やり込みシステム:
・エッチシーン回収
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