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person of courage レビュー (by 十文字京太郎)

person of courage

 

作品名 :person of courage
サークル:ぽいずん
価 格 :1500円(税別)
ツール :RPGツクールVX
評 価 :★★★★☆

本作の概要

『person of courage』は、サークル『ぽいずん』さん第一作目のエロRPGです。

 

『ぽいずん』さんと言えば、陵辱系のエロRPGを継続的に発表されているサークルさんです。
その原点とも言える内容が、この作品には見られるかと思います。

ストーリー紹介

魔王が現れると、勇者が現れて平和な世界が訪れる。
かつては、そんな在り来たりな物語りの世界でしたが、
ある時代を境に魔王が現れても勇者が現れなくなってしまった。

 

そのため人々は、勇者に頼らず魔王を封印する術を編み出すのでした。
3人の少女たちによって力を封印され倒されてしまった魔王は、逃げ延びた先で再起を誓います。

 

しかし魔王がいなくなれば大人しくなるはずのモンスターたちは、その活動を止めていませんでした。

 

なぜ勇者が現れなくなったのか?
モンスターたちの活動が収まらないのか?

 

魔王は人間のフリをして旅をするうちに、その核心に迫っていくのでした。

person of courageの特徴

魔王が主人公のダークヒーロー型ファンタジーです。
シナリオは一本道であり、エンディング直前の選択肢により、2つの結末に分岐します。

 

エロRPGとしては希少な部類に入る、『男主人公』『複数パーティー』作品であり、
陵辱中心のエロとストーリーを楽しみながら進める王道ファンタジー作品と言えます。

person of courageの長所

男主人公と複数パーティー

当時としては(おそらく今でも)珍しい『男主人公』と『複数パーティー制』を採用しています。
やはり主人公が男だと、感情移入の面でゲームに入り込みやすい印象があります。

 

また主人公の他にメインヒロインが三人。そしてサブヒロインが三人仲間になります。
最終的にはメインヒロインたち四人でのパーティー固定となりますが、
複数メンバーでの戦闘や、イベントの進行はエロRPGの中でも希少な部類に入ると思われます。

 

通常イベント時にも仲間たちがストーリーを盛り立ててくれるので、王道な作風が強化されていますね。

 

通常ストーリーを進行していれば、大半のエロイベントは回収できる

シナリオが一本道であるため、物語の流れに沿って進行していればエロイベントの回収は簡単です。

 

一部に敗北エロはありますが、展開から簡単に予想できますし、
ゲームオーバーにもならないので安心できます。

 

「エロシーンの回収が面倒だ!」ということはないと思いますね。

 

幅広いエロシーン

主人公の他に仲間になるメンバーは、エロRPGらしく女性ばかりです。

 

最終的にメインヒロイン三人が固定メンバーとして定着しますが、
メインヒロイン以外にも、シスターや格闘娘が一時的に仲間になります。

 

彼女たちの陵辱シーンも採用されており、メインだけでなくサブヒロインにもエロが行き届いた内容です。
またエロシーンは異種姦・輪姦による陵辱が中心となっています。

person of courageの短所

自由度の低さ

シナリオ進行以外の部分、例えばサブクエストやサイドストーリーのようなものが一切ありません。
またマップで行ける範囲も決められており、シナリオの進行に沿う形となっています。

 

このため『船に乗って新天地へ!』や『サイドストーリーを攻略!』などといったイベントが
好きな人には物足りないでしょう。

 

自由度の低さという点では、マイナスになると思われます。

 

もう少し、メインのシナリオ進行以外のサブクエストを増やしたり、
各ヒロインたちに焦点を当てたイベントを発生させたりという工夫が欲しかったと思います。

 

アクション要素の少ないサイドビューバトル

本作ではサイドビューによる戦闘形式が採用されています。
これ自体は珍しくはないですし、逆に評価できる要素ではあります。

 

しかし本作のサイドビューを見ていると、エフェクトによる演出がメインで、
あまりオリジナルのスキルアクションが見られませんでした。

 

サイドビューバトルにおける最大の見せ場は、キャラクターたちが縦横無尽に
駆け回るスキルアクションにあると思われます。

 

せっかくサイドビューバトルを採用しているのに、残念だな〜と感じた部分です。

 

ラブラブ要素が低い

男主人公の場合、やはり期待してしまうのはハーレム的な展開ではないでしょうか。

 

本作が陵辱メインである以上、ラブラブ要素が低いのは仕方ない部分もありますが、
それにしても低すぎる印象です。

 

冒険中に色恋沙汰のようなものはありませんし、主人公もエロに対しては淡白だったりします。

 

最終的なエンディングでハーレム要素は見られるのですが、
伏線のようなものも見られなかったので、いきなり感が少し強い。

 

和気あいあい、キャピキャピした感じのRPG部分を期待すると、ちょっと残念な結果になると思います。

person of courageの個人的な評価

点数をつけるなら、78〜83点というところでしょうか。
個人的には、好きな要素が詰め込まれているので、お気に入りな作品です。

 

しかし他人に勧めるとなると、ちょっとマイナス要素が多いかな、とも思います。

 

 

ゲーム性 ★★★☆☆

 

シナリオ ★★★★☆

 

イラスト ★★★★☆

 

エロさ ★★★☆☆

 

独自性 ★★☆☆☆

 

 

男主人公のダークヒーロー型ファンタジーであり、
『現れなくなった勇者』や『魔王が封印されても健在の魔王軍』などの
謎も絡んだシナリオは評価できます。

 

エロシーンも異種姦・輪姦が中心で、陵辱スキーな私には嬉しい内容。
戦闘バランスも良く、複数パーティー制など私にとっては嬉しい要素が
詰まりに詰まった作品でした。

 

しかし反面、一本道のシナリオによる自由度の低さや、
陵辱以外でのエロ要素の低さ、ヒロインたちとのラブ要素薄めなど、
一般向きとは言い難い側面も持ち合わせています。

 

「ここがオススメ!」的な強いインパクトにも欠けるので、
そういう点ではマイナスな要素が強い作品でした。

 

RPGパートを楽しみつつ、エロをサクッと楽しみたい方に向いているのではないかと思います。

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本レビューについて

執筆者:
十文字京太郎

 

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